データを扱う際の単位について(bitやbyteなど)
今回の記事では、データを取り扱う際に扱っている単位について掘り下げていきます。
最近はIT化や電子化などが進んでおり、ドラマや映画もDVDを買ったりテレビで見たりする以上に、オンデマンドでストリーミング配信を見たりすることが多いですよね。そういうときにも、【○Mbit】や【○kbit】という単位が使われていたりします。音楽を聴く際にも目にする機会があるかと思います。
また、スマホの通信量には【○GB】といった単位が使われたりしています。
今回は、こういったデータの単位について扱います。
ビット(bit)
データの単位のうち、最小の単位がビット(bit)です。2進数の1桁で表すことができる範囲です。つまり、0と1の2通りを表すことができます。
この先に出てくる単位は、すべてこのビットの集合体です。
バイト(byte)
バイト(byte)は、ビットより少し大きな単位で、8ビット=1バイトです。
では、1バイトではどの範囲を表せるかと言いますと…
28=256
つまり、0~255までの256通りを表すことができます。
ちなみに、負の数も扱う場合はどうなるかと言いますと、-128~127の256通りを表すことができます。
補助単位
スマホのストレージ容量が32GBとか64GBとか言われていますよね。このGBも単位です。
他にはMBとかもあります。これは、CDの容量を表す際に使われたりします。
このGBやMBなどを補助単位といいます。厳密にはG(ギガ)やM(メガ)の部分のことを補助単位と言います。
他にも補助単位はいくつかありますので、表にまとめてみました。
補助単位 | 意味 |
キロ(k) | 103 |
メガ(M) | 106 |
ギガ(G) | 109 |
テラ(T) | 1012 |
ミリ(m) | 10-3 |
マイクロ(μ) | 10-6 |
ナノ(n) | 10-9 |
ピコ(p) | 10-12 |
メガやギガは記憶容量などの大きな数値を表すときによく使います。一方、ミリやナノなどは処理速度などの小さい数値を表すときによく使います。
例題
10Mバイトのデータを100,000ビット/秒の回線を使って転送するとき、転送時間はいくらか。ここで、回線の伝送効率を50%とし、1Mバイト=106バイトとする。
ア 200
イ 400
ウ 800
エ 1600
回線の実効速度は、50000ビット/秒。
転送するデータのビット数は、80000000ビット。
以上より、転送時間は1600秒。
余談
1KBは1000バイトではなく、1024バイトとして計算されることがあります。
kが1024を意味するのか1000を意味するのかは問題文の文脈から判断しましょう。
MやGについても同様です。
まとめ
- データの最小単位はビット
- ビットの集合体をバイトといい、8ビット=1バイト
- バイトを基本とし、1GBや1MBとして表すことがある。このときのGやMを補助単位という。
ということで、今回の記事はここまでです。何か参考になる情報があれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。